GSMは正式にはGenitourinary syndrome of menopauseと言い「閉経前後の外陰・膣の萎縮性変化、それに伴う不快な身体症状」のことです。尿モレや繰り返すデリケートゾーンのかゆみ、ムズムズ感、セックスのトラブルや意欲の低下など。
これまでお話ししてきたデリケートゾーンのケアはGSMの予防や対策になります。
もう一つ大切なことは、骨盤を一番底で支えている骨盤底筋を鍛えること。
骨盤底筋って、聞いたことはあるけど、よく分からない…といわれる方が多いですね。骨盤底筋とは子宮、膀胱、腸管など骨盤の中の臓器をハンモックの様に底で支えている筋肉です。
3層の薄い筋肉から成り、女性は男性に比べると薄く弱い特徴がありますので、意識的に鍛えましょう。
骨盤底筋がしっかりトレーニングされると、尿モレが減る、無くなる。ウエストにくびれができる。姿勢が良くなる。冷え性が改善される。膣の締まりが良くなる。という効果が感じられるでしょう。
また、産後の回復にも大きく関わります。最近は20代、30代でお産の経験が無くても尿モレで悩んでいる方もおられ、骨盤底筋の大切さはどの年代の方にも当てはまります。
ネットでは様々な骨盤底筋体操が紹介されています。どの方法でも一番大切なのはコツコツ継続すること。見えない筋肉ですが、確実に変化する事を感じて欲しいです。
「筋肉は裏切らない!」ですね。