フェムケアって何?
最近よく耳にするフェムケア。主には女性のデリケートゾーンやバストなどのケアをする行為や、ケアに使用するための専用商品等を指します。
例えば、デリケートゾーン専用のソープでデリケートゾーンを洗う事はフェムケアです。
その他にも、VIOの脱毛や美白などもフェムケアにあたります。
海外では、‘デリケートゾーンは専用のソープで洗う’ことや、‘デリケートゾーンの大切さ’などを子供の頃に親から教わることが多いようです。
では、日本はどうでしょうか?
ここ数年でデリケートゾーン専用商品が増えてきましたが、まだまだ知らない方も多く、知っていても使ったことがない方が圧倒的です。
フェムケアは本当に私たちに必要なの?
女性のデリケートゾーンは弱酸性に保たれています。お肌も弱酸性ですが、それよりも少し酸性寄りなのです。それは、膣の中がpH3.8~4.5で保たれているからで、その周辺環境を守るためにも専用商品を使用することが大切なのです。大切なのはpHだけでなく、洗浄力も重要なポイントです。
デリケートゾーンには特有の汚れ‘恥垢(ちこう)’が溜まります。これは、尿や皮脂、おりものなどの分泌物が混ざってできる白色の垢のことです。
主に小陰唇のひだのところに溜まりやすく、恥垢が溜まったままですと菌が繁殖しやすくニオイの原因となります。デリケートゾーンの環境を守りながら汚れを落とすには、専用のソープが必要なのです。
何故ボディソープや石けんではダメなのでしょうか?
それは、洗浄力が強いこととpHが高いためです。洗浄力が強いとはいっても、あくまでデリケートゾーンに対してはという事で、皮膚に対しては穏やかなものも多いです。
デリケートゾーンの皮膚は瞼よりも薄いと言われています。ボディソープで洗顔と聞くと、肌が荒れそうだな、乾燥しそうだなと思います。デリケートゾーンも同じような状態なのです。また、高いpHは弱酸性で保たれるデリケートゾーンの環境を荒らしてしまいます。
デリケートゾーンの環境を守ることは、年齢とともに変化する身体にとって大切なことなのです。乾燥やムズムズするかゆみ、気になるニオイなどすべて環境を整えるだけで改善するものです。また、大陰唇のたるみや潤い不足にも、デリケートゾーンのケアが非常に有効的です。